ヒューマンネットワークグループ代表 齋藤伸市ブログ

保険アドバイスの重要性

会社で養老保険に加入されてますでしょうか?
本来、養老保険は貯蓄性の高い商品で、
保険料は全額資産計上となります。

また、従業員全員加入という前提の
ハーフタックスプランであれば、
支払保険料の1/2を損金計上する事が認められています。

但し、満期保険金と死亡保険金の受取人を変えて、
特殊なパターンの全額損金プランでの
加入を勧める営業マンも散見されます。

ところで、2月16日の『納税通信』に
以下の内容の記事が掲載されました。

-全額損金プランで養老保険に加入し、
支払保険料の1/2を保険料、
1/2を給与扱いで処理してきた場合、
最近の税務調査で否認されるケースが増えています。

これまで全額損金プランは、
ある意味で特異な契約形態であるため、
統一的な取り扱いはできず、
実態をみて判断するというのが国税庁の見解でした。

しかし最近では、一人会社で保険料が大きいケースや、
満期前に解約しているケースで
否認率が高まっています。

否認されると、支払保険料としての損金処理が
給与に是正されてしまうことで
被保険者にとっては予想外の所得税が発生し、
また、過大役員給与の問題も出てくるため、
予期せぬ弊害をもたらします。-(以上抜粋)

本件で学ぶべき点は、保険プランというのは
契約時にも細心の注意が必要ですが
出口となる保険金や
解約金の受取時についての検証も大切だということです。

最近の保険プランには複雑な設計が多くなり、
先ずは信頼のおけるアドバイザーを
見つけることが肝要といえるでしょう。

2009年3月17日 11:09 | 経営者の保険 | トラックバック(0)

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