円高時代に保険を活用する
国債発行上限引き上げ法案が米国議会で承認された反面、
格付け会社が米国債のワンランク格下げを決定しました。
欧州市場もアイスランド・ギリシャに端を発した債務問題が、
イタリア・スペイン国債にまで飛び火しており
欧州中央銀行も四苦八苦な状態です。
一方で、日本の円が世界金融システムの動揺によって
不自然な円高を続けて、この状況は当面続くと予測する
市場関係者が大半といえるでしょう。
さて、このような状態で、輸出業界等は積み上がったドル資金を
どの様に処理するか頭痛の種となっているみたいですが、
ここで有効な保険活用法があるので紹介します。
例えば、ドルで払込が可能なドル建年金支払型特殊養老保険
というのをご存知でしょうか?
当初は保障額が一定の養老保険ですが、年数が経過する程に
保障額が増えていく年金保険となります。
満期時には一括または年金受取が選択できます。
また福利厚生プランとして用いれば、1/2損金計上が可能ですので
節税策としても有効といえるでしょう...。
つまりドル建てで保険に加入することで、保険というよりも、
円高メリットを享受できる金融商品とみなせます。
円相場が好転するまで、ご検討されてみては如何でしょうか...。