ヒューマンネットワークグループ代表 齋藤伸市ブログ

お客さまの視点(1)

とても人気のクリーニング店があり、私と家族は
1週間に1度そのお店に行くことを楽しみにしています。

そこの店員さん(Aさん)がとても気さくな方で、
家族全員の名前を覚えてくれており、
折に触れて声をかけてくれます。

Aさんは、クリーニングという仕事を通じ、
お客さんとのコミュニケーションを楽しんで
いるように感じられます。

私と家族はAさんを見ていると元気をもらうことができ、
そしてAさんとの会話を楽しむためそのクリーニング店を
利用し、いつしか、頻度も多くなっていました。

私は、我が家の良きパートナーと感じるくらい
Aさんのファンになっていました。
きっと私達と同じ想いのお客様も、多数いらっしゃるでしょう。

ところがある日、お店にAさんがいませんでした。
たまたま、休んでいたということもあるので、
その時は何も聞きませんでしたが、翌週行ってもいません。

いよいよ3週目になって尋ねてみると、
新店舗がオープンし、そちらに移動になったとのことです。
私は、とても寂しくなりました。

Aさんは、お店の方針に従い、お店は、新店舗に伴う
異動を粛々とおこなっただけだと思います。

ただ、私としては最後に、
「今までありがとう。新しいお店でも頑張ってね。」
と一言挨拶できなかったのが寂しく、残念でした。

お客さまが自分のファンになっていただけるなんて
社員してみれば、これほどうれしいことはないと思います。

会社としても社員がお客様とこのような関係を
築いてくれたら非常に喜ばしいことです。

会社は社員とお客様とのコミュニケーションを
応援してこそあれ、会社の都合で社員とお客様との関係を
壊すようなことがあってはならないと、あらためて感じました。

2011年9月 8日 12:22 | いろいろ気づいたこと | トラックバック(0)

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