ヒューマンネットワークグループ代表 齋藤伸市ブログ

保険会社の予定利率引き下げ2

前回に引き続き、予定利率引き下げに伴う最新情報について書きます。
生命保険各社は、各保険商品の予定利率の引き下げを発表しています。
(実際に対象になるのは、4月2日以降の新契約からとなります。)

これら保険会社各社の発表を見ると、前述の貯蓄性の高い終身保険や
養老保険等に止まらず、定期性の保険商品も対象とする保険会社が
多々見受けられますが、役員退職金準備等で経営者保険として活用される
『逓増定期保険』や『長期定期保険』も含まれています。

概ね0.5%程予定利率が下がり、保険料は年齢や性別により違いますが、
10%前後上がるというイメージを思い浮かべるといいでしょう...。
そして、解約返戻金の戻り率も下がりますので、保険活用をご検討の方
にとって、引き下げ後はメリットが薄れることは否めません。

ところで、役員退職金の保険活用プランは、一度に発生する退職金の
平準化と万一の際の保障の確保のみならず保険料の損金算入が可能で、
いざという時の事業継続資金や自社株対策にも対応できます。

そして、保険を使うことによって退職金支給時に利益と現金を同時に
発生させることが出来ますので、保険を活用しての役員退職金準備は、
会社にとって利点が大きいといえるでしょう。

3月以降に決算を向かえる法人様で、保険活用をご検討されて
いらっしゃるなら、断然、予定利率引き下げが適応される前のご契約を
お薦めいたします。

2013年2月14日 16:53 | 経営者の保険 | トラックバック(0)

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