ヒューマンネットワークグループ代表 齋藤伸市ブログ

共有は変化のスピードを速める

先日、NHKスペシャル「人類誕生」
という番組を放送していました。
ご覧になった方もいらっしゃると思います。

我々の祖先が、何故、生き残こることが出来たのか?
ということがテーマになっていましたが、
ネアンデルタール人とホモサピエンスという、
2つの種族が生き残って、
最後の生存競争をします。

ネアンデルタール人は知能・体力に恵まれ、
大型の獣にも石とか斧で立ち向かい、
人類史上最高最強と言われていたそうです。
もう一方のホモサピエンスは、
全身の骨が細く、力弱かったため、
小型動物を捕まえて命をつなげていました。

にも拘らず、強いはずのネアンデルタール人は姿を消し、
明らかに弱いと思われる方の、
ホモサピエンスの方が最後まで生き残る...。
この点に、強く関心を抱きました。

その大きな理由の一つが、集団の差にあったようです。
ネアンデルタール人は家族単位の、
小さな集団で生活をしていました。
一方で、ホモサピエンスは。複数の家族が集まり、
大きな集団を形成していたとのこと。

新たな画期的な道具が作られたとしても、
小さな集団では、多くの人に広めることが出来ません。
でも、大きな集団であれば、
多くの人に広まり、更に改良を進められます。
情報も幅広く収集出来て、素早い対応が可能になります。

ダーウィンの『進化論』では、
「最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者である。」
と言っています。
ホモサピエンスの生存は、
このことを物語っているように感じます。

思わぬ成功や失敗を、
小さな家族単位で共有するより、
よい大きなグループと共有することで、
環境の変化に対しても、
素早くタイムリーに対応できるようになります。
ビジネスの世界も同じではないでしょうか?

2018年7月18日 11:00 | いろいろ気づいたこと | トラックバック(0)

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