ヒューマンネットワークグループ代表 齋藤伸市ブログ

誰も本当のことを言わないので、 あえて私が言います

会社も人生も上り坂もあれば下り坂もあり、
もちろんマサカも経験した。
あらゆる困難を乗り越えて、
必死で働いてきた...。

そんなオーナー経営者が、
ある日突然、
ぽっくり死んだら
一体どんなことが起きるのか?

私は保険の代理店をしていて、
多くのオーナー経営者を見てきました。
誰も本当のことを言わないので、
あえて私が言います。

万一の際の対策をしていなければ、
かなりの確率で揉めます。
揉めるだけならまだ良い方で、
会社が無くなる場合もあります。

突発的な事業承継で

・後継者として考えていた息子が、
 追い出され会社を乗っ取られた。

・予定していた退職金が支払われず、
 後継者が借金して相続税を支払った。

・古参役員と新社長の方針が合わず、
 急激に業績が悪化した。

・兄弟間の相続争いが原因で、
 会社が分裂した。

・他の株主から、
 高額で買い取り請求を受けた・・・など

生前には、
夢にも思わないようなことが
普通に起きています。


トラブルは100社あったら
100通りですが、
でも共通点があります。

社長の考えが甘かったのです。
これが全てです。
特に創業社長にこの傾向が見受けられます。

会社を一から立ち上げた社長には
承継の経験がないため甘く見てしまうのです。
一方で、社長の思いとは裏腹に、
どんな会社にもリスクは潜んでいます。

こんな話をすると、
『顧問の税理士に相談して
ちゃんと準備しているからうちは大丈夫だ。』
と、おっしゃいます。

ほとんどの社長は、
事業承継は相続税対策だと考えています。
そこに誤解があります。

確かに後継者が支払う税金は、
安く済む方が良いに決まっています。
でも相続した会社が無くなってしまっては
意味がありません。

『うちに限ってそんなことは起きない。』
『仮に起きたとしてもみんなで話し合って決めればいい。
後継者にはそのくらいの試練は必要だ。
それが出来なければ社長は務まらない。』
とおっしゃって、
何もしようとしません。

これでは残された社員や家族は
たまったものではありません。
ことが起きてから慌てて対応するようでは、
すべてが後手にまわってしまいます。

偶然上手くいけばいいですが、
まるでギャンブルです。

とはいえ必要以上に恐れることはありません。
最悪のリスク(乗っ取り)でも、
事前なら対応策はあります。
しかし、それを実行するのは、
元気な時の社長しかいないのです。

最も残念なのは、
「マサカ」を甘く見ていることです。
私はそんな経営者を、
数多く見てきました。
そして、「マサカ」の悲劇を
繰り返してほしくありません。
それが私の願いです。

2019年11月20日 14:00 | オーナー家の相続・事業承継 | トラックバック(0)

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