ヒューマンネットワークグループ代表 齋藤伸市ブログ

ブータンで活躍する日本人

『秘境ブータンで活躍する日本人』を扱ったテレビを見て、
仕事をする上でとても参考になりました。

ブータンは大半が農業で生計を立てる農業国ですが、
田畑に使える土地は少なく、
農業自給率は極めて低いものでした。

日本の技術を取り入れたいと、
農業専門家の依頼を受けます。
そこで、農業指導者として西岡京治氏が入国しました。

ここでは、特に極貧地域の開発に携わることになります。
この地域は、旧来の焼き畑農業に依存し、
生活は困窮を極めていました。

収穫量が下がると、その土地を放棄し、
新しい土地に移住して森を焼き、畑を作る。
単なるその繰り返し...。

農民は昔ながらの方法を変える頭が無く、
そもそも、問題意識を持たず、
開発プロジェクト自体が、
農民から土地を奪う国の陰謀だと疑われました。

彼は、地元の住民の意見を尊重しながら、
「身の丈にあった開発」と粘り強く、忍耐強く、
改革を進めていきました。
村人との話し合いは800回に及んだといいます。

やがて、自分たちの手で水路を引き、
開発期間に水田を50倍に拡大しました。
極貧地域が驚くべき変化を遂げ、
信頼関係が築けたのでした。

その場しのぎの方法への依存から、
定住地で長期的に成長・安定させる考え方を教え、
村人たちは皆、西岡氏へ感謝を口にしました。

1992年に59歳という若さでこの世を去るのですが、
16年にわたる農業の功労に国葬され
国王からダジョー(最高の人)という名を授けられました。

同じ日本人として誇りに思います。
そして、仕事をする上でとても参考になりました。
また、当社の仕事に対する考え方を
整理する機会を与えてくれました...。


【当社の考え方 】

①人事において人格的な真摯さが評価される会社にしたい

②人の強みが発揮できて、
 人の弱さをないものにしてくれるチームを作りたい

③お客様の問題は私たちの問題と捉え、
 お客様が喜ぶことではなく、
 ためになるご提案をしたい

今後とも、ご指導ご鞭撻のほどお願いいたします。

2014年5月22日 10:30 | いろいろ気づいたこと, わたしが感動した話 | トラックバック(0)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://blog-humannetwork.jp/mt-tb.cgi/157

このエントリーへのトラックバック