ヒューマンネットワークグループ代表 齋藤伸市ブログ

本田選手の活躍に...

ACミランへの移籍早々、本田圭祐は初ゴールを奪いました。
前評判が高すぎてプレッシャーになっているのでは...。
と心配していましたが、やっぱりやってくれたと安心しました。

本田選手のACミランへの移籍報道が流れた時、
私は昨年7月に放送された
NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」
での500日間の密着取材番組を思い出しました。

本田は2011年8月に右膝半月版を損傷し、
半月板の大半を取り除く手術を受けるという
重傷を負ったのは周知の通りです。
リハビリ中のインタビューでの彼の言葉が印象的でした。

「怪我した事は残念ですけどしょうがない。
怪我して思ったのはチャンスやな」
と、リハビリに費やす時間を逆手に取って、
瞬発力の向上をテーマに肉体改造に着手し、
彼の最大の弱点とされてきたスピードの克服に挑んだのです。

度重なる治療や厳しいリハビリトレーニングだったことでしょう。
でも、彼はへこたれず、淡々と現実を受け止め、
黙々と体を動かしながら自らの可能性を信じて諦めませんでした。

そして、2012年5月のロシアリーグの最終戦のゴールや、
6月のワールドカップアジア最終予選での4ゴールに
肉体進化が完成したことの証明がされました。

瞬発力を向上させたことで、敵陣深くに走り込み、
パスの受け手となってゴールを奪うという、
もう一つの大きな武器を手にしたのです。

怪我をして以来ほとんど試合に出られなかった本田にとって、
2012年は勝負の年。
幼い頃からの夢だったビッグクラブ移籍を実現させる為にも
CSKAモスクワで著しい結果を残す事が求められていました。

本田一人が頑張ってもチームとしての問題を抱え、苦戦を強いられました。
「この壁だって神様に感謝しないと。この状況を与えてくれてありがとう。
思ったように事がはこばない、それもまた人生、
いかなる時も前向きに。大事なのは自分が成長する事やから。」

本田は積極的にチームメンバーに語りかけ、
自らの熱を伝え、味方を信じてパスを出し続けました。
2013年5月、本田が所属するCSKAモスクワは勢いに乗り6連勝、
見事リーグ優勝を飾りました。

本田選手は周りからは、ビッグマウスと叩かれることもありますが、
私達の予想を覆す活躍をしてきました。
そこには、凄まじい努力と常に何事もポジティブに考える
強さがあったからこそできたのでしょう。
この密着取材番組を見て納得しました。

「挫折は過程、最後に成功すれば挫折は過程に変わる。
だから成功するまで諦めないだけ。」
数有る本田語録の中でも、
この名言は会社経営においてもあてはまると私は思います。

「失敗は過程、成功すれば失敗は過程に変わる。」
「地道な業務や作業にも手を抜かず前向きに、
辛い努力を諦めなければ成功する。」
私も大いに励まされます。
そして、心から本田選手の新天地での活躍にエールを送ります。

2014年1月17日 11:00 | わたしが感動した話 | トラックバック(0)

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